体操やストレッチは効果があります。動かしたい関節や伸ばしたい筋肉をしっかり意識しおこないますと随分効果があがります。他にはネガティブな感情を持ち続けないこと。睡眠や咀嚼(食事のときは、ゆっくりとよく噛む)も大事です。それと意外と知られていないこととしては水分の摂取です。これは非常に大事です。
脱水症の防止のために水分摂取は必要なのですが、脱水症はリンパ液の流れを阻害したり、筋肉を硬直させる原因となります。脱水症の人には毎日2.5リットル以上の水を飲むことをオススメします。お茶やコーヒー、コーラー、その他の飲料では同じ効果を得られません。これらの飲料は、その消化のために特定の代謝プロセスを活性化させるため、身体はこれらの飲料に含まれる水分を最大の効果として得ることができないのです。それとお茶やコーヒーはカフェインが入っていますので利尿作用があります。脱水対策としては不適切です。
水の摂取は少しずつにしてください。一度に多量の水を摂取しますと血液が薄まってしまい、余分な水分を体外へ排出しようとするためです。脱水対策としては身体に水分を蓄えることが大事なので、ぜひ守っていただきたいと思います。脱水対策は血液ドロドロ、静電気、肌荒れ、便秘、むくみ、のぼせ、頭痛などの予防や改善にも繋がると言われております。
※参照文献 アプライド・キネシオロジー入門(医道の日本社)他
ただし、湿度の高い時期は水毒の恐れがありますので水様性下痢やむくみが続くような場合には、逆に水分の摂り過ぎに気をつけなければいけません。
- 身体に疲れが溜まっている(季節の変わり目、長時間の運転など)
- 腰の筋肉に強い負荷が掛かる(床にあるものを拾い上げようとしたときなど)
これら2つの要因が重なったときにギックリ腰を引き起こしやすくなります。ただ、これらの要因があっても全ての人がギックリ腰になるわけではありません。
ギックリ腰を起こす人は普段からの姿勢や動作、それと体幹バランスに問題がありますので、その問題を改善していくことが大事です。
-姿勢について-
腰や背中が丸まった姿勢が問題です。長い時間、腰や背中が丸まっている人は腰や背中の筋肉に負荷掛け続けています。このような人は骨盤を立てて、背筋をまっすぐに座ることが大事です。それが難しいようでしたら腰当てや背当て をして腰や背中が丸まらないようにしたり、丸まった腰や背中を伸ばすストレッチをこまめにやる必要があります。
-動作について-
股関節の使い方に問題があります。床にあるモノを拾うときに腰や背中を丸めてモノを拾う習性がありますので、この習性を直す必要があります。しっかりと股関節を曲げて拾うことを訓練しましょう。また重いモノを持ち上げるときは身体を近づけて、しっかり膝と股関節を曲げて持ち上げるようにしましょう。
-体幹について-
骨盤の歪みと腹横筋というお腹の筋肉が弱っていると問題があります。骨盤の歪みについては私たちのような専門の人間に任せていただくとよいと思います。個人的にやっていただきたいのは腹横筋という筋肉を鍛えていただくことです。腹横筋を息を吐きつづけると硬くなってくるお腹の筋肉ですので風船を膨らますようなエクササイズを継続的にやっていただくとよいです。
身体に強い痛みがないようでしたら通常は問題ありません。スポーツをやって腰を痛め動くのが辛いとか、いつも以上にハードトレーニングして疲れている場合は止めておいたほうがよろしいです。背骨や筋肉を操作することによって強い反応が出るケースもあります。3日ぐらい於いてから施術をおこなうことを強くオススメします。ケアしたい場合には患部を温めたり、さするようなマッサージをして血流を促すようなものがベストであります。ちなみに重労働後も同様であります。