押圧されると強い痛み。悪いのでしょうか?

病気や怪我でもないのに押圧時に強い痛みを感じる。これは痛みを強く感じる部位にコリがあったり、リンパ液(老廃物)が停滞してがいる証であります。

背骨周辺にコリやリンパ液の停滞がある場合、それは内蔵異常による反射反応であることがあります。例えば左肩甲骨内側を押圧した時、コリと強い痛みの反応があれば胃に何かしらの不具合がある可能性があります。また、逆のことも考えられ背骨周辺のコリやリンパ液の停滞が自律神経を介して内蔵に悪い影響を与える懸念があります。

コリは神経系の働きを鈍化させます。人間に本来備わった機能を弱らせてしまいます。

特に、押圧して強い痛みがあり、その部位にコリがある場合には要注意です。その部位のコリの度合いは強く、リンパ液の停滞も目立つ状態です。自然回復できないときには、早めにコリを取り除く必要があります。当整体所の施術では背骨の矯正をしたり、押圧したり、ゴーディング(指で円を描くように擦る行為)などをして、コリやリンパ液の停滞を改善させていきます。

背骨周辺のコリやリンパ液停滞の原因は、背骨や骨盤の歪み、悪い姿勢、運動不足、疲労、精神不安定などにありますので原因の改善に努める必要もあります。

<補足>背骨周辺に強いコリができると自律神経を介して内臓の働きに何かしらの影響が出る恐れがあります。背骨のコリと内臓の繋がりは下記の図のような関係があります。この図はアメリカのオステオパシー医師であるフランク・チャップマン博士(故人)が残した著作物などを参考にして作成したもので、当整体所でも活用しているものです。

内蔵・神経反射図

2020年2月1日