身体に強い痛みがないようでしたら通常は問題ありません。スポーツをやって腰を痛め動くのが辛いとか、いつも以上にハードトレーニングして疲れている場合は止めておいたほうがよろしいです。背骨や筋肉を操作することによって強い反応が出るケースもあります。3日ぐらい於いてから施術をおこなうことを強くオススメします。ケアしたい場合には患部を温めたり、さするようなマッサージをして血流を促すようなものがベストであります。ちなみに重労働後も同様であります。
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揉み返しと好転反応は同じですか?
揉み返しと好転反応は同じような症状があります。好転反応のことでも揉み返しと言っている人がおりますので、一般の人は混同してしまっているかもしれません。とりあえずは、悪い揉み返しと良い揉み返しがあるということを理解していただくとよいと思います。
悪い揉み返しは、揉み過ぎで筋肉が疲労してしまった状態です。一種の筋肉痛の状態であり、筋肉に軽い炎症が起きています。その後、悪い揉み返しの場合は身体具合が特別に変わっていくことはなく健康状態や疲労状態は平行線のままです。
良い揉み返しも症状は悪い揉み返しに似ていますが内容が違います。筋肉の揉み過ぎてはないということ。身体が良い方向に変わっていく兆しであるということです。これが好転反応と呼ばれるものです。
好転反応には全身に痛みを発するものがあります。 これは炎症による筋肉痛ではなく、身体が活性化して起きているものです。好転反応による痛みの反応には大きく分けて2つのケースがあると言われています。
- 施術後に免疫力(白血球)が働き出し、身体の中にいるウイルスや細菌を退治しようとしている。このときに痛みが起きる。(風邪の時に節々が痛くなる症状と同じものです)
- 施術後、筋肉が緊張して毛細血管が圧迫される。血液の供給が滞るようになり神経が酸素不足を認識。このときに神経痛を発生させることによって血管を拡張して血流を良くする。
好転反応の内容には違いはありますが、どちらのケースも身体が良い方向に変わろうとして起きているものであります。
好転反応は疲労を溜めすぎているときに起きやすく、押したり揉んだりするマッサージや整体以外にも、ボキボキする整体やカイロプラクテック、鍼治療でも起きることがあります。特に整体などの施術を受けなれていない人に起きやすいものです。
好転反応が起きた場合の対処法としては血流やリンパの流れを促す行為がよろしいです。好転反応の内容によって使い分けが必要ですが、睡眠、身体を温める、熱いシャワー、ジョギング、炭酸泉入浴、酸素カプセル、リンパマッサージなどが有効です。その後も身体の回復具合が思わしくない場合には、体内に残っている疲労物質の量が未だに多いと推測できますので、再度お早めに整体施術を受けていただければと思います。施術の目安としては1週間以内。症状が重いときは定期的に連続して受けることをオススメします。
好転反応は痛みだけではなく、だるさ、発熱、吹出物、気持ち悪くなるというような症状が出ることもあります。
あまりに辛い反応がでますと再度施術を受けることが怖くなりますが、確実に良い方向に変わっているサインでありますので頑張って受けていただきたいと思います。もし、反応が強く出過ぎた場合には時間を短くしたり、半身だけ施術するという方法もありますのでお気軽にご相談していただければと思います。
整体の施術は何度受ければよろしいですか?
基本的には症状が完全消失するまで受けることがベストです。ただし、私の方からは無理に施術を勧めることはありません。金額のかかることですので、ご自分のルールの中で必要な時に受けられればよろしいと思います。助言を求められる場合には「次はいつごろ来た方がよろしいですか?」と聞いていただければ、私の方から目安を返答することは可能です。
また、自分の状態が悪いと感じる人は自然と定期的に受けるようになります。疲れやすい人、胃や腸の弱い方などは背中に症状が出やすく、背中を押されると「ズーン」とした痛みや「ウッ」とした痛みを感じるものです。そのような痛みを感じると「こんなにすごいコリが背中にあることはよくない」という認識ができ、定期的に受けていただくことが多いです。
定期的に受けられることは健康上多くのメリットがありますが、一番のメリットは現状を把握できることだと思います。普段私たちは自分で自分の疲労や健康状態をなかなか認識できないでいますが、施術を受けていただくと「こんなに疲れているとは思わなかった」というお言葉をよくいただきます。病院の検査では何も引っかからなくても、背中に強いコリがある方は病の前兆が出ているようなものです。そして、そのコリを対処しないでいることは健康上よくないことでもあります。できれば老化の進む50歳以降の人には月1回の施術はお勧めしたいところです。