高齢者の肩こり、マッサージを受けても翌日に再びつらくなります。何故ですか?

高齢者の肩こりがマッサージをしてもすぐに戻ってしまう原因はいくつか考えられます。

1. 筋力の低下

高齢になると筋力が低下し、姿勢を支える筋肉が弱くなるため、肩や首に負担がかかりやすくなります。マッサージで一時的に緩和しても、日常の動作でまた筋肉が緊張し、肩こりが再発しやすくなります。

2. 姿勢の崩れや骨格の歪み

長年の生活習慣や加齢による姿勢の崩れ、骨格の歪みが原因で肩や首に負担がかかる場合もあります。特に、前傾姿勢や猫背などの姿勢が定着すると、肩周りの筋肉に緊張が生じやすくなります。

3. 血流やリンパの滞り

年齢とともに血液やリンパの流れが悪くなることで、肩周りの筋肉が硬くなることもあります。血流やリンパの流れが滞ると、筋肉に栄養や酸素が行き届かず、回復が遅れ、肩こりが再発しやすくなります。

4. 自律神経の影響

自律神経が乱れていると、血流や筋肉の緊張具合がコントロールされにくくなり、肩こりが慢性化することがあります。ストレスや疲れが自律神経のバランスに影響を与え、肩周りの緊張を増すことも原因の一つです。

5. 筋肉の柔軟性の低下

高齢者は筋肉が硬くなりやすく、柔軟性が低下しています。柔軟性が失われると、筋肉が疲労しやすくなり、マッサージ後もすぐに張りが戻ってしまいます。

対策として

マッサージだけではなく、ストレッチや軽い運動で筋肉をほぐす、姿勢改善のエクササイズ、また血流やリンパの流れを促す温めや呼吸法も取り入れてみると良いでしょう。また、生活リズムの改善や、こりの原因となる習慣に対してもアプローチしていくことが大切です。

2024-11-04