二点押圧は昔からある治療法です。代表的な治療法を2つ紹介させていただきます。
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横山式二点療法 横山卓(よこやま たかし)先生によって考案された治療法で、特定の症状や不調に対し、二つの点(経穴や筋肉の特定のポイント)を同時に刺激することで、より効果的に体のバランスやエネルギーの流れを整える方法です。この方法は、主に指圧や手技療法で行われることが多いですが、鍼灸でも同様のアプローチが取られることがあります。横山式二点療法の特徴は、効果的にリラックスや痛みの軽減、可動域の改善が図れる点にあり、ポイントの選び方や施術者の技術によって効果が大きく変わります。
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鍼の二穴療法(二穴刺法) この療法は、鍼灸で同時に二つの経穴(ツボ)に刺激を与えることで、より強い治療効果を引き出す方法です。二つの経穴は、通常、互いに作用を補完するように選ばれ、相乗効果によって気血の巡りを改善し、体のバランスを整えることが目的とされています。具体的には、疾患の原因や症状に応じて選んだ二穴を同時に刺激することで、単一の経穴を使った治療よりも効果が高まるとされます。
二点押圧は優れた治療法であり、自然治癒力(身体が生まれながらにして持っているケガや病気を治す力)を発揮させるのに最適な手技です。
特定のacupressure point(ツボ=指圧点)を二点同時に刺激することでVital Energy Points(元気のツボ)となり、二点間に血流やエネルギーを多く集め、体を整えます。