脳性麻痺の方の障害の程度によりますが、コミュニケーションがとれて、体の力が抜くことができるようであれば整体の施術可能です。病院で運動障害の進行を遅らせるようなリハビリがありますが、同じような感じでリハビリテクニックのような整体をやります。神経の促通を目的とした整体施術で、動きが悪くなった部位が以前と同じように回復することもあります。
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腰痛の整体はどんなことをしますか?
腰痛の整体は急性期と慢性症状とでは施術ポイントが少し異なります。
ギックリ腰のような急性期の痛みは炎症を伴っていることが多いものです。このような状態のときは関節(仙腸関節や股関節など)の動きが悪くなっているので関節の動きを回復させることに努めます。
施術後の痛みの改善については炎症の度合いによって違いますが、軽い炎症の場合には何事もなかったように動けようになります。重度の炎症の場合には患部に強い熱を持っていますので、動けるようになったけれど患部に痛みと炎症が残るという感じになります。安静にしていれば炎症は1週間ぐらいで治まるものなので、炎症の治まり具合と伴に痛みも徐々に気にならなくなります。(炎症があるときには筋肉への施術はやりすぎないことが大事です。痛みが酷くなることがあります。)
慢性的な腰痛は原因が多々ありますが筋肉や関節への負荷が強い状態が続いたときにあらわれるものです。ですから、負荷の強くかかっている筋肉や関節にアプローチして調整していくことになります。関節の動きが悪ければ急性期のようなアプローチをしますし、筋肉の問題であれば伸び縮みできるように弛めていきます。
椎間板ヘルニアの場合、整形外科で手術しないといけないケースはありますが、程度が軽ければ骨盤の関節やお尻の筋肉を弛ますことで痛みが緩和することもあります。痛みの原因となっている(腰の神経を圧迫している)ヘルニアが自然退縮するまで腰に負担をかけないように努め(特に腰をひねるような動作はNG)、定期的に整体施術していくことで手術を回避できることもあります。
脊柱菅狭窄症やすべり症予備軍の場合も同様に程度の軽いものであれば手術を回避できるケースはあります。骨盤の関節調整と腰の背骨が前に行き過ぎる状態を正すことできれば手術しないですみます。
最後に慢性的な腰痛に関しては予防意識も大事です!
身体の硬さに問題があるのであればアキレス腱などを伸ばし、日頃から柔軟性を増すエクササイズをしたほうがいいです。
姿勢に問題あるのであれば姿勢を正すことや、適度に患部を動かすことをオススメします。
スポーツのやりすぎであれば体への負荷を考えたスケジュールでスポーツすることが大事です。
腰痛の中には心因性のものもあり、そのような場合はリラックスしたり楽しむ時間帯をしっかり作ることが大事です。必要であれば整体を受けて自律神経の改善や体液循環の促進に努めましょう。
押圧されると強い痛み。悪いのでしょうか?
病気や怪我でもないのに押圧時に強い痛みを感じる。これは痛みを強く感じる部位にコリがあったり、リンパ液(老廃物)が停滞してがいる証であります。
背骨周辺にコリやリンパ液の停滞がある場合、それは内蔵異常による反射反応であることがあります。例えば左肩甲骨内側を押圧した時、コリと強い痛みの反応があれば胃に何かしらの不具合がある可能性があります。また、逆のことも考えられ背骨周辺のコリやリンパ液の停滞が自律神経を介して内蔵に悪い影響を与える懸念があります。
コリは神経系の働きを鈍化させます。人間に本来備わった機能を弱らせてしまいます。
特に、押圧して強い痛みがあり、その部位にコリがある場合には要注意です。その部位のコリの度合いは強く、リンパ液の停滞も目立つ状態です。自然回復できないときには、早めにコリを取り除く必要があります。当整体所の施術では背骨の矯正をしたり、押圧したり、ゴーディング(指で円を描くように擦る行為)などをして、コリやリンパ液の停滞を改善させていきます。
背骨周辺のコリやリンパ液停滞の原因は、背骨や骨盤の歪み、悪い姿勢、運動不足、疲労、精神不安定などにありますので原因の改善に努める必要もあります。
<補足>背骨周辺に強いコリができると自律神経を介して内臓の働きに何かしらの影響が出る恐れがあります。背骨のコリと内臓の繋がりは下記の図のような関係があります。この図はアメリカのオステオパシー医師であるフランク・チャップマン博士(故人)が残した著作物などを参考にして作成したもので、当整体所でも活用しているものです。