三井式温熱治療器について メモ

壊れていた三井式温熱治療器が復活。そこで私の記憶にとどめておいたノウハウを思い起こし、三井式温熱治療器についての要点を私なりにメモしておくことにしました。温熱治療器を所有する方々の参考になればと思います。

三井式温熱治療器 MI-02

温熱治療器の故障&回復

数年前にスイッチを入れても温熱治療器の温度が上がらず温度設定の表示ランプが点滅状態に。現象をメーカーに問い合わせしたところ「故障していると思われるので送ってほしい」と要求。修理代は確認してみないとわからないが数万円かかるかもしれないと説明されたので修理を断念。

最近、しばらくぶりに温熱治療器のスイッチを入れてみたが相変わらずの状態なので、ダメ元で分解したところ電気回路に特別な問題があるように思えなかった。それで温度設定の表示ランプ点滅は何かのサインなのでは?と疑い、温度設定のボタンを数秒間押し続けたら点滅が消え、温熱治療器の温度が上がるようになり正常機能するようになった。

もしかしたら、以前使用したときに温度が上がりすぎてサーモスタットのようなものが働き、強制OFF状態に陥っていたのかも!? それで温度設定ボタン長押しでリセットされたのかもしれない。でも、そんなことは説明書にも書いていないし、メーカーも説明してくれなかったが・・・・。回復した理由はわからないが、とりあえず問題なく使えるようになったのでよかった。

三井式温熱治療器とは

三井式温熱治療器を使った三井式温熱療法はガンを治すということで一部の人たちに有名なもの。高熱を発する器具で体を刺激していくのだが、私もその効果を確かめたく購入。三井式温熱療法でガンが治ったということを私は直に聞いたことはないが、開発者?の三井と女子氏の著書「注熱でガン・難病が治る」を読んだ感じでは効果があるように思える。その理由は臨床経験をもとに書かた様子があるのと、三井と女子氏の写真を数点拝見して営利主義者には思えなかったので。

書籍の中で三井式温熱療法の効果がでる理由について謳っているが、その内容を抜粋して繋ぎ合わせた文章にすると「健康生活が正常に運営されていくのに必要なものは熱の力である。細胞の中で燃焼し熱源が不足すると、健全な体の運営が出来なくなり、結果として病気が生じてくるのである。ストレスの影響を一番受けやすいのが自律神経である。病気の90%は心身消耗によるパワー不足からくるから、不足した熱を自律神経に補充してやると、雨後の植物のように、体力・気力が蘇ってくるから不思議である。内外の血液の循環をよくしてやると活力がどんどんみなぎってくるのである。どのような病気がどこに、どんな風に出現しても、自律神経に注熱することを忘れてはならない。自律神経に活を入れてやるのである。背骨を中心として背中全体と病気が出現している箇所に注熱してやれば、目がさめるような速さで病気は好転する。理由は、体の表面から注熱しても熱は体内に浸透して内臓に届くので、体を傷つけずに治療することができるからである。内臓の病変は何らかの形で必ず体表にあらわれてくるので、熱をあててみれば、どのような部分かすぐに見当がつく。難しい機械や検査はいらない。ガンに限って、熱をあてると特有の強烈な反応があるので、その病気がガンであるかないかはすぐわかる。」

三井式温熱治療器について個人的見解

ここからは私の個人的見解。抜粋した文章の中に「内臓の病変は何らかの形で必ず体表にあらわれてくる・・・」とあるが、たしかに病変は体表にあらわれることが多い。私の整体施術でも筋肉のコリや患部でもないのに押圧時異常に痛がったりする場合にはガンだったりすることがある。三井と女子氏は注熱(温熱治療器の発熱部を体に当てて熱を注ぐ作業)でガンの見極めがある程度できていたのかもしれない。

「熱は体内に浸透して内臓に届く」というのは、明らかに間違っている。温熱治療器で注熱して体を温めるというのは皮膚代謝の活性化になることは間違いない。皮膚代謝の活性化で筋肉や臓器などに良い影響があることは想像できる。しかし、遠赤外線効果で体に熱が浸透しても内臓まで届くことはない。遠赤外線はそんなに深いところまで熱が届くものではないからだ。浸透しても皮膚表面から1ミリ以下だと言われている。

それと体を温めるという効果だけをとりあげるのであれば三井式温熱治療器だけが特化したものではない。お風呂やサウナなども同様の効果がある。体を温めるというメリットだけなら、それほど魅力的な器具ではない。

三井式温熱療法は自律神経の活性化を基本的な目的としており、その手法は温熱治療器で背骨周りを中心に注熱していく。注熱をしていると体感的に他の部位より熱く感じるところがあり火傷しそうなぐらいに熱く感じる。このとき「アチチ」と痛がるのでアチチ反応と呼んでいるのだが三井と女子氏の「自律神経に活を入れてやる」という表現・行為は、このことを指していると思われる。そして三井式温熱治療器の最大の利点は、この反応にあると私は理解している。

アチチ反応がある部位は体液循環の不良があり、老廃物の停滞があるところ。その部位を注熱することで体液循環がよくなり、老廃物を取り去ってくれる。筋肉も弛む。背骨周りの体液循環がよくなることで自律神経の作用に良い効果がでる。そのうえ、アチチ反応の痛覚刺激により免疫力アップの効果が期待できる。

私の所有する書籍「平田式心療法」(※1)に温熱療法の効能に関する臨床実験の内容が一部掲載されているのだが、当時の医学博士たちの考察には、皮膚に軽い火傷のような刺激(痛覚刺激)を与えると白血球(リンパ球)の増加が認められるというニュアンスがある。この白血球(リンパ球)の増加は免疫力の向上を示すものであり、アチチ反応にも同じ効果があると考えていい。

三井式温熱療法でガンは治るのか?

実際のところわからない?  温熱療法で治ったという人はいるかも知れないが、科学的なデータは一つも存在しない。通常1つのガン細胞が命の危険性を脅かすほど成長するには10年以上を要すると聞く。成長して腫瘍形成したものや身体組織に浸潤したものが温熱療法によって、すべて消し去ることができるのであれば手術も化学療法など何もいらないし、病院では既に導入しているだろうと考えるのが妥当。でも、(ガンの種類やステージによるが)免疫力を最大限に上げることができれば可能性はなくはないと思う。生命力は未知な部分が多い。ガン化していないガン細胞レベルのものであれば温熱療法による自律神経の活性と免疫力アップで、ある程度の効果を期待できる。予防として利用するにはオススメ。

三井式温熱療法の施術法

「注熱でガン・難病が治る」の書籍を読むと背骨周りと患部を中心に身体全体を注熱する感じになっている。施術時間は40分以上かかる様子。私のところでは免疫力が弱ってそうな人に背骨周りだけ注熱することがある。体が温まるしアチチ反応もあるので効果は良好なことが多い。温熱治療器の発熱部は70度の高温なので皮膚との間に1枚の布を挟み注熱。ただ、このやり方だと熱の浸透に少し時間がかかる。もっとスムーズに注熱するには皮膚に温熱治療器を直接当てるのがよい。その方が熱伝導率がよい。しかし、70度の高熱を皮膚に直接当てたら1秒で火傷状態になるので温度を下げて55度にして当てるとよい感じになる。それでも体感的には1秒で火傷しそうな感じなので当て方には工夫を要する(※2)。ちなみに私の所有する温熱治療器は5段階の温度設定が可能。1が45度、2が55度、3が60度、4が65度、5が70度。

 

(※1) 平田式心療法とは昭和初期の時代に平田内蔵吉氏が自ら考案した温熱治療器で皮膚を刺激していくという療法

(※2) 火傷と時間について調べてみた。55度の熱さに20秒以上触れることで火傷となる。しかし、自分の体で試したときには10秒近く当てただけで皮膚が赤くなり、数時間赤みがとれなかった。強い痛みや水ぶくれはないが軽い火傷ではないかと思うほど。注熱時には注意が必要。ちなみにこのとき温熱治療器の発熱部の表面温度を計ってみたが54度だった。

2020年4月2日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : t.saitoh

自律神経失調症の予備軍

当整体所には自律神経失調症(原因不明の体調不良)の改善を求めてお越しになる人が多いのですが、この症状の人たちは呼吸が浅く、姿勢が悪い人がほとんどであります。そして回復しづらい人ほど呼吸と姿勢が悪い状態にあります。

元気だったのに、何かしらの身体的症状を切っ掛けに不調となり、病院へ行っても改善しない。パニック的な動悸や息苦しさなどの症状に悩み、症状に対し神経質になりすぎて日常生活や社会的活動に不安を感じてしまう。自律神経失調症の人たちはこのような感じで苦しんでおられます。

疲労

そして、この自律神経失調症の予備軍と思われる人が世の中に多くおられます。それは先ほど述べさせていただいたように呼吸の浅い人、姿勢の悪い人が世の中に多くいるということです。現代の私たちはスマートフォンの普及や足を使わない生活が増えたことにより、体幹の筋肉が衰え、姿勢が悪くなりやすくなっております。姿勢が悪くなって猫背のようになれば自然と呼吸は浅くなります。そうでなくてもストレスの多い世の中、緊張状態が続き、呼吸が浅くなることは間々あることです。

もし、自分が予備軍だと思われている人がおれば、いい姿勢を日頃から心掛けていただきたいと思うのですが、姿勢の悪い人は何がいい姿勢でどのようにしたら姿勢がよくなるのか身体感覚的にわからなくなっていたり、いい姿勢を心掛けても維持することが困難で逆に苦痛となってしまいます。このような状態に陥っておりましたら、まずは錆びついた関節や筋肉の動きをよくして、いい姿勢がとれやすいようにしていく必要があります(関節や筋肉の動きをよくする手法としては体操やストレッチなどがありますが、個人で取り組むことが難しい場合には当整体所のようなところをご利用いただいてサポートをお願いしたほうがよいと思います)。

いい姿勢は関節や筋肉の動きをよくしただけで可能になるかといいますと、実際にはそうではありません。保ち続けるには訓練が必要です。きれいな字を書くためにはお手本をもとに反復練習が必要なように、姿勢にも同じことが言えます。いい姿勢を意識しておこなう。この行為を日常生活の中で増やすことによって型が出来上がります。

また、関節や筋肉の動きを改善して、いい姿勢を普段から心掛けているはずなのに姿勢維持が困難だったり、整えたはずの骨盤が数週間後には再び歪んてしまう人もおられます。そのような人は体幹バランスが非常に悪い状態であると思われますので、体幹に関係する筋肉を使える状態にするために再教育する必要があります(自律神経失調症や腰痛などの症状がなかなか改善しづらい人は体幹バランスが悪い人に多いものです)。

いい姿勢は呼吸を深くし精神を落ち着かせます。脳の血流やスタミナも向上します。健康と生活の質をレベルアップさせます。実際に私も社会人時代、身体の不調に苦しんでいたことがあり体操やストレッチをし、いい姿勢を心掛けることによって健康面で大きな変化を得た一人であります。体調が思わしくないという多くの人に「いい姿勢」を身につけていただき、自律神経失調症のような症状とは無縁であってほしいと思っております。

当整体所は背骨や骨盤を整えること。健康のための姿勢改善のサポートもやっております。自分だけでは姿勢改善は難しいので色々とご相談していただければと思います。

2016年1月10日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : t.saitoh

骨盤矯正を身につける

整体の世界に入って、とにかく一番最初に覚えたいと思った技術が骨盤矯正でした。この世界に入った動機が骨盤矯正の可能性に魅了されたところが大きく、骨盤矯正に体質改善の光明を見たのです。

しかし、骨盤矯正を本当の意味で習得するのには時間がかかりました。整体学校、短期講習会など色々なところで骨盤矯正の手技を学んできたですが、もうひとつ自信がないというか、しっくりとこない自分がいました。知識も経験もそれなりに得たけれども、求めていたものと少し違う。施術をした自分が納得のいく変化を感じられない。そんな気持ちがあったので開業当時は骨盤矯正というPR文句を封印していたのです。

実際には、それまで身につけてきた手技でも変化を出すことはできていました。足の長さの違い、骨盤の歪み、これらに対して施術後いい結果は出せていたのです。しかし、何かが足りない。その足りないものに気付くまで少し時間を要しましたが整体の施術を重ねていくことで、ようやく見えてきたのです。それは施術後に骨盤やお尻にダイナミズム(力強さ) を感じないということでした。身体の根幹となる骨盤やお尻には本来、力強さが備わっているものなのです。その力強さは人それぞれ多少違うものですが、骨盤矯正後にその変化を感じられない。そのことが施術者として納得のいかないことだったのです。

ただ、そのことに気付いても、どうしてよいのかわからないままでした。自分の知っていることは今まで色々とやってきたし、骨盤矯正関連の本も沢山読んできました。結局打開できない手詰まり感に陥っていたのです。

でも、人生は面白いもので、ある切っ掛けをもとに、いい方向へ事が運ぶようになったのです。その切っ掛けとは真健康法の三浦勉先生との出会いです。三浦先生とは整体サイトの掲示板で交流をとるようになったのですが、ひょんなことから一度お会いすることになり、そのときに骨盤矯正を教わることになりました。けれど、失礼ながら全く期待はしていなかったのです。というのも三浦先生の骨盤矯正は誰かに習ったものではないということでした。「自分の奥さんが腰痛持ちで骨盤をいじったら治ちゃった」と言うのです。それを聞いて「オイオイ勘弁してくれよ。オレの方が沢山学んできているよ。学ぶことなんてないのでは?」というのが正直な気持ちでした。でも、三浦の先生の骨盤矯正は今まで教わってきたものとは少し違っていたのです。

実際に自分自身の体で受けてみて、こんなんで治るの? 三浦先生の骨盤矯正は整体学校や整体・カイロプラクティックの本でも見たことない手技だったので、まずそのことに抵抗がありました。その後教えていただいた手技を復習して、実践レベルで使える程度までマスターした頃、この手技が理にかなっていることを初めて理解することが出来ました。三浦先生から教わった手技と同じようなことを以前から私もしていたつもりなのですが・・・ アプローチの仕方が少し変わるだけで、こんなに違うものなのかというのが実感でした。

私の骨盤矯正が変わったのは、それからです。骨盤の形が正常に戻ること以外にも即効性や持続性のアップ、そして骨盤やお尻にダイナミズムを感じられるようになったのです。また、そのことが自信となり、骨盤周りのアプローチに自分なりの磨きをかけられるようになりました。今まで学んできた骨盤矯正などの手技が昔以上に生かせるようになったのです。

納得のいく骨盤矯正ができるようになって、本当の意味で整体師に成れたような気がしました。

世の中に骨盤矯正ができるという整体の先生は沢山いますが、私に納得のいく骨盤矯正を見せてくれたのは三浦先生だけです。 そのお蔭でいい仕事ができるようになりました。三浦先生には今も心より感謝しております。

骨盤

 

2015年4月27日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : t.saitoh